通販で買い物をすると、実物が確認できない上に畳んで保管されているのでくっきりとシワがついている事も多いですよね。この記事ではシワになりにくい生地の素材と、シワが付いたときの伸ばし方を解説していきます。
シワにならない生地の服って?
シワになりにくい素材 | ・ポリエステル(化学繊維) ・ナイロン(化学繊維) ・ウール(天然繊維) |
シワになりやすい素材 | ・コットン(天然繊維) ・リネン(天然繊維) ・レーヨン(化学繊維) |
代表的な素材がこちら。通販のときには布の素材を確認して、シワになりにくい素材の割合が多いものを選ぶと洗濯のたびにアイロンをかけなくてよくなります。

結局どんな素材がいいの?
一番気になるのが実際に買うときの素材の選び方ですよね。
シワにならない素材が50%以上の生地
一年間で120着ほどプチプラ通販服を試着しましたが、毎回アイロンがけで苦労するのはシワになりやすい素材が100%のもの、たたみジワが付きやすいのが70%以上かなと思っています。勿論布の厚さもありますので、厚い布であれば小さなシワはつきにくく使いやすいです。
化学繊維の布の薄さ・安っぽさに注意!
では、シワになりにくい素材だけ選べばいいのかというと難しいですよね。ウールはいいですがポリエステルやナイロンのようなツルツルした素材感はデザインや季節に酔っては安っぽくなってしまいます。
コットンの自然体な布の雰囲気、リネンのざっくりした麻の雰囲気など、を上手く取り入れつつお手入れも楽ちんにこなしましょう!
シワになる服を着たい!お手入れ方法は?
シワになりやすいけど可愛い服を見つけてしまったら…服をシワだらけのまま着ないために素材ごとのお手入れ方法を紹介したいと思います。
シワのとり方:フェイクレザー
プチプラ通販だと本皮よりも馴染みのある素材ですよね。どうすればいいのか迷う人も多いのではないでしょうか?
・基本水洗いOKだが商品によっては洗濯機NGな場合も。タグを確認
・洗う時も干す時も裏返しでネットに入れる
意外とかんたんです!シワになりにくい素材なので、気をつけることも少ないですね。
・基本的にはしないほうがいい
・シワが気になる時はあて布をして低温で
洗濯していいのか迷うことも多いですが慣れればかんたんです。
シワのとり方:プリーツスカート
シワを取りたいときにプリーツが取れないの?と心配になったりもしますよね。素材によりますが、基本的にタグに従った洗濯・アイロン方法でOKです。
・タグに従って普通に洗濯するだけでOK
・脱水後手早くシワを取るためにバサバサと布を広げる
大抵はこれで大丈夫ですが素材によってはプリーツ部分にシワができたりします、そんな時は以下の方法。
・ハンガーにかけたままスチームアイロンで蒸気を当てた後に手でシワを伸ばしながらプリーツを整える
・直接アイロンをかける場合はプリーツを2~3つ摘んでプリーツのシワをつけるようにアイロンがけしていく
シワのとり方:コットンが多い素材
ナチュラルな風合いのコットン。まずは洗濯のときにどれだけシワをとることができるかです。面倒なアイロンがけをできるだけなくせるようにしたいですよね。
・他の洗濯物と絡まないようにネットに入れる
・脱水時間を可能なら短めにして絞るときのシワを減らす
・干すときに布を叩くようにシワを伸ばす
・染料によっては色落ちなどがあるのでタグの洗濯表示を確認
これでシワは軽減されますが、それでもシワになってしまう服も…そんな時はやはりアイロンです。
・温度は高温でOK
・霧吹きなどでしっかりと水を含ませる
・丈夫な素材なのであて布などはなくても大丈夫
・アイロンでも染料によっては色落ちなどがあるのでタグの洗濯表示を確認
シワになると思うと面倒ですが、繊細な素材ではないので安心ですね。
シワのとり方:リネンが多い素材
ざっくりとした風合いの麻素材もシワになりやすい素材です。シワが多少あっても気にならない服も多いですが、気になる場合はやはり洗濯とアイロンです。
・他の洗濯物と絡まないようにネットに入れる
・脱水時間を可能なら短めにして絞るときのシワを減らす
・干すときに布を叩くようにシワを伸ばす
・染料によっては色落ちなどがあるのでタグの洗濯表示を確認
さほど気を使わなくてもいいのはコットンと同じです。
・かなり強い布なので温度は高温
・可能なら霧吹きなどで水を含ませる
・丈夫な素材なのであて布などはなくても大丈夫
・アイロンでも染料によっては色落ちなどがあるのでタグの洗濯表示を確認
遠慮せずにアイロンして大丈夫そうですね。
シワのとり方:レーヨンが多い素材
レーヨンは繊細な布なので注意事項も多いです。
・「水洗い不可」であれば自宅での洗濯は諦めてドライクリーニング
・少しの汚れなら洗濯機は使わずに汚れは濡れタオルなどで落とす
・染色の染料によって色落ちなどがあるのでタグの洗濯表示を確認
・洗濯コースは優しめ設定、ネットに入れて脱水も短めで
・日陰で干す
なかなか大変な素材ですね……。しかし混合率が低ければここまで気にせず大丈夫です。
・布が痛むので水はかけない
・中温設定
・あて布は薄めの布(直接あてると布がテカテカしてしまいます)
コットンよりも手間のかかる素材なので注意しましょう。
素敵な服をお手入れで長持ちさせましょう!
服にあったお手入れ方法の助けになれば幸いです♪